EMSの効果とは?身体の仕組みを理解すれば効果的に使える!

EMSは腹筋等を鍛えるマシン!と言ったイメージがあると思います。

実際シックスパッドやスレンダートーンのように腹筋ベルトと言う形で販売されているものも多いです。宣伝などでは筋骨隆々のイメージモデルを使用している場合が多く、『本当にこんな感じになるのか?』と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか?


EMSは古くはミュンヘンオリンピックの頃にロシアの陸上選手団が使用していたと言うところに起源が遡ります。

当時はEMSと言うものは世に出ておらず、陸上選手団が非常に良い成績を収めたので、ドーピングを疑われたりといったことがあったようです。

では何故EMSを行うと筋肉を鍛えることが出来るのか?


■EMSの仕組み

EMSは『Electrical Muscle Stimulation』の略で、電気を使って筋肉を鍛えるマシンと言う意味になります。

設置部分に微弱な電流を流し、その結果筋トレと同じ効果を得ることが出来るというもの。

人間の身体には微弱な電流が流れており、これは身体を動かすときに使用されます。脳から電気信号として筋肉へ電流が伝わり、身体を動かすと言う動作になります。

ただ、人間の身体は良く出来ていて、自分の限界を超えて筋肉を動かすということは基本的に行い難いようになっています。脳がリミッターを掛けるようなイメージでしょうか。当然限界を超えて筋肉を動かすことで、筋繊維が切れたり・傷ついたりすると筋肉痛の状態になります。

この筋肉を動かす電流を脳からではなく外部から行うのがEMSなのです。


■腰痛などの痛みに使用することは出来る?

筋肉は血流が悪くなったり、あまり使わない状態が長く続くと硬くなります。これは筋肉に酸素が不足すると起こる症状と言われており、血流の悪化→酸素の不足→筋肉の硬直→痛みの出現といったような流れがあると考えられています。

では痛みの出ている部位にEMSを付けることでどのような効果が有るのでしょう?

EMSで筋肉を軽く動かすことで、血液の循環を改善し、それにより筋肉に酸素が行き渡ると柔らかくなります。

結果腰痛などの痛みの部位が改善されるということがあるようです。


■EMSは適切な部位に適切な強さで。

EMSを行っていると強いほうがいいのかな?と思ってどんどん強くしてしまうケースがありますが、部位によって多少変えたほうが良いです。

お腹周りなどの腹筋は強くても良いのですが、ふくらはぎ・二の腕等は神経が沢山通っているので、ビクビクしてしまう事が。

この辺は軽く動いているだけで血流が改善されるので弱くても大丈夫です。


EMSは地味なマシンですが様々な利点があります。

継続することが最も大切になりますので、是非皆様正しく使ってみてはいかがでしょう?

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